データセキュリティ運営方針(DSOP)

変更アイコン

重要な更新は変更の概要一覧に掲示され、DSOPの中でも変更アイコンにより示されています。項または節の表題の横の変更アイコンは、その項または節に、変更、追加、または削除された文言があることを示しています。DSOPの中の変更は、左記のここに示す変更アイコンで表示します。

変更の概要一覧

重要な更新は以下の表に示されており、DSOPの中でも変更アイコンにより表示されています。

項/節

変更の要旨

4項「      データ事故の損害賠償義務」

3項「データ事故の管理義務」の項参照を更新。

5項「      システムの重要な定期検証」

アメリカン・エキスプレスがQSAまたはPFIを要求する権利を明確化。

 

データ事故が起きた場合に何をするか。

加盟店の事業でデータ事故が判明した場合、以下のステップを取ってください。

データ事故の管理義務の詳細については3項「      データ事故の管理義務」をご覧ください。

さらに確認したいことがありますか。

米国: (888) 732-3750(通話料無料)

国際通話: +1 (602) 537-3021

EIRP@aexp.com

 

アメリカン・エキスプレスは、消費者保護の先駆者として、カード会員データ及び機密認証データが安全に保たれるよう保護することに長期にわたり取り組んでいます。

IMR-DSOP00435.png

 

漏洩したデータは消費者、加盟店、サービスプロバイダー及びカード発行者にネガティブな影響を及ぼします。たった一度の事故でも企業の評判に深刻な被害をもたらし、効果的な業務遂行能力を損なう可能性があります。セキュリティ運営方針の導入によりこの脅威に対処することは顧客の信頼を改善し、収益力を増強し、企業の評判を高めます。

アメリカン・エキスプレスは加盟店及びサービスプロバイダが(総称して貴店という)当社の関心事を共有していることを信頼しており、貴店の責任の一部として、貴店がアメリカン・エキスプレス®カードを取り扱い(加盟店の場合)または処理する(サービスプロバイダの場合)ための契約(それぞれの各契約)にあるデータセキュリティ規定及び当社が随時改定するデータセキュリティ運営方針を遵守することを求めます。これらの要件は、暗号化キー、カード会員データまたは機密認証データ(またはその組み合わせ)を保管、処理または伝送する貴店のすべての機器、システム及びネットワーク(及びその部品)に適用されます。

IMR-DSOP00437.png

 

ここで使用されているものの定義されていない用語(英文では大文字で表記されている)は、本方針の末尾にある用語集で説明されている意味です。

 

1項       対象分析プログラム(TAP)

カード会員データの漏洩はカード会員データ環境(CDE)のデータセキュリティギャップにより発生することがあります。

カード会員データの漏洩の例には、以下を含みますが、これらに限定されません。

TAPはカード会員データの漏洩の可能性を特定するために設計されています。

アメリカン・エキスプレスからカード会員データの漏洩の可能性について通知を受けた場合、貴店は下記の要件を遵守しなければならず、加盟店関係者にもそれを行わせなければなりません。

§外部委託している場合は、第三者ベンダにCDEの徹底的な調査を行わせなければなりません。

§カード会員データの漏洩をアメリカン・エキスプレスが決定する合理的な期間内に解決できない場合、または

§データ事故が起きたことを確認し、3項「      データ事故の管理義務」に定められている要件を遵守する場合。

TAP非遵守費用

説明

レベル1の加盟店またはレベル1のサービスプロバイダー

レベル2の加盟店またはレベル2のサービスプロバイダー

レベル3またはレベル4の加盟店

TAP義務が最初の期限までに果たされない場合、非遵守費用が課せられる場合があります。

$25,000米ドル

$5,000米ドル

$1,000米ドル

TAP義務が2回目の期限までに果たされない場合、非遵守費用が課せられる場合があります。

$35,000米ドル

$10,000米ドル

$2,500米ドル

TAP義務が3回目の期限までに果たされない場合、非遵守費用が課せられる場合があります。

注:義務を果たすかTAPが解決されるまで非遵守費用が継続的に課せられ続けることがあります。

$45,000米ドル

$15,000米ドル

$5,000米ドル

加盟店のTAPについての義務が果たされない場合、アメリカン・エキスプレスは非遵守費用を累積して課し、支払いを保留し、または契約を解除する権利を有します。

2項       暗号化キー、カード会員データ及び機密認証データの保護基準

貴店は、以下を必ず行い、また貴店関係者に行わせるものとします:

貴店は、データセキュリティ条項に従い、契約において保有しているすべてのアメリカン・エキスプレスの請求記録及び取消記録を保護するものとし、契約で定められた目的のみにこれらの記録を使用し適宜それらを保護するものとします。貴店は、(5項に他の規定がある場合を除いて、5項「      システムの重要な定期検証」に基づく本方針の貴店関係者の遵守証明とは別に)貴店関係者にデータセキュリティ条項を遵守させることについて、アメリカン・エキスプレスに財務上及びその他の義務を負うものとします。

3項       データ事故の管理義務

貴店は、速やかに、データ事故の発覚から72時間以内にアメリカン・エキスプレスに通知するものとします。

アメリカン・エキスプレスに通知するには、+1 (602) 537-3021(+は国際直通ダイヤルの「IDD」を表し、国際通話料金が適用)からアメリカン・エキスプレスのエンタープライズインシデントレスポンスプログラム(EIRP)に連絡するか、またはEIRP@aexp.comに電子メールを送信することができます。貴店は、かかるデータ事故に関する窓口として担当者を指名しなければなりません。それに加え、

フォレンジック調査のレポートは、PCIから入手できる最新のフォレンジック事故最終レポートテンプレートを使って作成しなければなりません。当該レポートは、フォレンジックレビュー、準拠状況報告書、及びデータ事故に関するその他の関連する情報を含んでいなければならず、データ事故の原因を特定し、貴店がデータ事故の際にPCI DSSに準拠していたか否かを確認し、さらに、(i)すべてのPCI DSSの非準拠要件に対するアクションプランを提出し、(ii)アメリカン・エキスプレスのコンプライアンスプログラム(以下に記載)に参加することにより、将来のデータ事故防止能力について検証します。アメリカン・エキスプレスの要請により、貴店は、非準拠が改善されたことを示す認定審査機関(QSA)による検証を提供するものとします。

3項「      データ事故の管理義務」の前項までの規定に関わらず、以下が適用します。

貴店は、アメリカン・エキスプレスと協力して、データの事故から生じた問題を修正することに同意します。これには、データの事故の影響を受けたカード会員への連絡についてアメリカン・エキスプレスと協議すること、及び契約と整合する方法で、今後のデータの事故を防止する能力を確認するための、すべての関連情報をアメリカン・エキスプレスに提供すること(及び提供に必要な放棄の取得)が含まれます。

契約の秘密保持の条項にも関わらず、アメリカン・エキスプレスは、適用ある法律、裁判所、行政、または規制機関の命令、法令、召喚状、要請、またはその他のプロセスにより義務付けられている通り、不正利用もしくはその他の損害のリスクを軽減するために、またはその他アメリカン・エキスプレスのネットワークの運営に適切な限りで、データ事故に関する情報を、カード会員、カード発行者、アメリカン・エキスプレスネットワークの提携会社、及び一般に開示する権利を保持します。

4項       データ事故の損害賠償義務

 

データ事故に関する契約に基づき、貴店のアメリカン・エキスプレスへの損害賠償の義務は、アメリカン・エキスプレスのその他の権利及び救済手段を放棄することなく、本4項「      データ事故の損害賠償義務」に基づき決定されるものとします。損害賠償義務(ある場合)に加え、貴店は、以下の本4項「      データ事故の損害賠償義務」に示されているデータ事故非遵守費用を支払わなければならない場合があります。

データ事故について、

§機密認証データ、または

§使用期限

に関連する場合、貴店は各口座番号につき$5米ドルの割合でアメリカン・エキスプレスに賠償しなければなりません。

ただし、アメリカン・エキスプレスは、以下の該当するデータ事故については貴店に賠償を求めることはありません。

§貴店が、3項「      データ事故の管理義務」に基づきデータ事故をアメリカン・エキスプレスに通知した場合、

§データ事故が発生した時点でPCI DSSを遵守していた場合(PFIのデータ事故調査により決定される)、及び

§データ事故は貴店、もしくは貴店関係者の不法行為に起因しない場合。

4項「      データ事故の損害賠償義務」の前項までの規定に関わらず、アメリカン・エキスプレスカード番号の件数に関わりなく、いかなるデータ事故についても、貴店が3項「      データ事故の管理義務」に規定された義務を遵守しなかった場合には、アメリカン・エキスプレスに、各データ事故につき$100,000米ドルを超えない(アメリカン・エキスプレスが、その独自の裁量により定めた)データ事故非遵守費用を支払わなければなりません。誤解を避けるために記すと、1つのデータ事故について課されるデータ事故非遵守費用は$100,000米ドルを超えることはありません。

アメリカン・エキスプレスは、通知日に先立つ12カ月以内になされた以前のデータ事故の損害賠償請求に関与していたアメリカン・エキスプレスカード番号をその計算から除外します。本方法に基づくアメリカン・エキスプレスのすべての算出額は最終的なものとします。

アメリカン・エキスプレスは、本契約に基づき、データ事故の賠償義務について全額貴店に請求するか、アメリカン・エキスプレスの貴店に対する支払いからその額を控除する(または貴店の銀行口座から適宜引き落とす)ことができます。

貴店のデータ事故に対する賠償義務は、契約における偶発的、間接的、投機的、結果的、特殊な、処罰的、または懲罰的損害賠償とはみなさないものとします。ただし、このような義務には、逸失利益や収入減、営業権の侵害、営業機会の逸失に関するものや類するものは含みません。

その独自の裁量により、アメリカン・エキスプレスは、以下の基準を満たすデータ事故についてのみ加盟店の賠償義務を減免する場合があります。

賠償義務が減免される場合、賠償義務(支払われるべき非遵守費用を除く)の減免は以下のように決定されます。

賠償義務の減免

要求される基準

標準減免:
50%

合計取引金額の75%超がチップ対応機器で処理されていること1または

加盟店舗の75%超でリスク緩和テクノロジーが使用されていること2

拡張減免:
75%から100%

合計取引金額の75%超がチップ対応機器で処理されていること1かつ、加盟店舗の75%超で別のリスク緩和テクノロジーが使用されていること2

1   アメリカン・エキスプレスの内部解析により判定

2   PFI調査により判定

賠償義務の拡張減免

リスク緩和テクノロジーの使用

対象

減免

1

取引金額の80%がチップ対応機器で処理されている

いいえ

50%:標準減免(リスク緩和テクノロジーの使用率が75%以下のため、拡張減免の対象とはなりません)1

店舗の0%で他のリスク緩和テクノロジーを使用している

2

取引金額の80%がチップ対応機器で処理されている

はい

77%:拡張減免(リスク緩和テクノロジーの使用率77%に基づく)

店舗の77%で他のリスク緩和テクノロジーを使用している

3

取引金額の93%がチップ対応機器で処理されている

はい

93%:拡張減免(チップ対応機器での取引金額の比率93%に基づく)

店舗の100%で他のリスク緩和テクノロジーを使用している

4

取引金額の40%がチップ対応機器で処理されている

いいえ

50%:標準減免(チップ対応機器での取引金額の比率が75%以下のため、拡張減免の対象とはなりません)

店舗の90%で他のリスク緩和テクノロジーを使用している

1   アカウント番号1件当たり$5米ドルの、10,000件のアメリカン・エキスプレス・カード番号が関わるデータ事故では(10,000 x $5 = $50,000米ドル)、非遵守費用を除き、賠償義務の50%減免の対象となり、賠償義務が$50,000米ドルから$25,000米ドルに減額される場合があります。

5項       システムの重要な定期検証

 

貴店は、PCI DSSに基づき、以下に説明するアクションにより、カード会員データまたは機密認証データが保存、処理、または伝送される、貴店または貴店のフランチャイズ店の設備、システム、及び/またはネットワーク(及びそのコンポーネント)の状態を年次及び90日毎に検証するものとします。

検証を完了するための4つのアクションは以下のとおりです。

アクション1:本方針に基づきアメリカン・エキスプレスのPCIコンプライアンスプログラム(「プログラム」)に参加する。

アクション2:貴店の加盟店レベルと検証要件について理解する。

アクション3:アメリカン・エキスプレスに送付すべき調査報告書を完成させる。

アクション4:指定の期間内に調査報告書を当社に提出する。

アクション1:本方針に基づきアメリカン・エキスプレスのコンプライアンスプログラムに参加する

レベル1の加盟店、レベル2の加盟店、及びすべてのサービスプロバイダーは、以下に説明するとおり、本方針に基づきプログラムに参加する必要があります。アメリカン・エキスプレスは、独自の裁量に基づき、特定のレベル3及びレベル4の加盟店に、本方針に基づき、プログラムに参加するよう指名する場合があります。

プログラムに参加することが求められているすべての加盟店及びサービスプロバイダーは、定められた期限までに、アメリカン・エキスプレスにより選ばれたプログラム管理者が提供するポータルから登録しなければなりません。

§フルネーム

§電子メールアドレス

§電話番号

§郵送先住所

加盟店が最新のデータセキュリティ窓口情報を提供しないことまたは電子メールの通信を利用可能にしないことは当社が料金を徴収する権利に影響を与えないものとします。

アクション2:貴店の加盟店レベルと検証要件について理解する

アメリカン・エキスプレスのカード取引件数に基づいて、4つの加盟店レベルの加盟店と2つのレベルのサービスプロバイダーがあります。

購入者支払い(BIP)取引は、加盟店のレベル及び検証要件を特定するためのアメリカン・エキスプレスのカードの取引件数には含まれません。貴店は、加盟店及びサービスプロバイダーの以下の表に指定された加盟店レベルの1つに該当します。

*   フランチャイザーの場合、カード取扱件数にフランチャイズ指定店舗からの取引件数が含まれます。フランチャイズ加盟店に、特定のポイント・オブ・セール(POS)システムまたはサービスプロバイダーを使用するよう義務付けているフランチャイザーは、その影響下にあるフランチャイズ加盟店の調査報告書も提出する必要があります。

加盟店調査報告書要件

加盟店(サービスプロバイダーを除く)は、4つの加盟店レベルの分類があります。以下のリストから加盟店のレベルを特定し、加盟店の表で該当レベルの調査報告書の要件を確認してください。

 

加盟店表

 

調査報告書

加盟店レベル/アメリカン・エキスプレスの年間取引件数

コンプライアンスレポート準拠証明書(ROC AOC)

問診準拠証明書(SAQ AOC)及び四半期外部ネットワーク脆弱性スキャン(スキャン)

有資格加盟店のSTEP証明

レベル1/
250万件以上

必須

該当なし

オプション(アメリカン・エキスプレスの承認が必要)(ROCに代わる)

レベル2/
5万件以上250万件未満

オプション

SAQ AOC必須(ROC AOCを提出する場合を除く)特定の種類のSAQはスキャンが必須

オプション(SAQ及びネットワークスキャン、またはROCに代わる)

レベル3/
1万件以上5万件未満

オプション

SAQ AOCはオプション(アメリカン・エキスプレスが要請する場合は必須)特定の種類のSAQはスキャンが必須

オプション(SAQ及びネットワークスキャン、またはROCに代わる)

レベル4/
1万件以下

オプション

SAQ AOCはオプション(アメリカン・エキスプレスが要請する場合は必須)特定の種類のSAQはスキャンが必須

オプション(SAQ及びネットワークスキャン、またはROCに代わる)

*   誤解を避けるために付言すると、レベル3及びレベル4の加盟店は、アメリカン・エキスプレスの裁量に基づき要求される場合を除き調査報告書を提出する必要はありませんが、必ず本データセキュリティ運営方針のその他すべての条項を遵守しなければならず、それらに基づく責任を負います。

アメリカン・エキスプレスは、PCI調査報告書の完全性、正確性、妥当性を検証する権利を留保します。アメリカン・エキスプレスはこの目的の裏付けとして評価のために追加の裏付けの書類を求める場合があります。加えて、アメリカン・エキスプレスは加盟店に対して、PCI Security Standards Councilによって認定されたQSAまたはPFIを関与させるよう求める権利を有します。

セキュリティテクノロジー強化プログラム(STEP)

PCI DSSに準拠している加盟店は、カード処理環境全体において追加のセキュリティテクノロジーを使用している場合、アメリカン・エキスプレスの裁量に基づき、当社のセキュリティテクノロジー強化プログラム(STEP)の対象とみなされることがあります。STEPが適用されるのは、加盟店で過去12カ月にデータ事故が発生しておらず、全カード取引件数の最低75%が以下の高度セキュリティオプションの組み合わせを使用している場合のみです。

§EMVCo仕様を満たしていること。

§PCIに準拠した第三者のサービスプロバイダーにより保護、処理、保存、送信、そして全体を管理されていること。

§トークンは、マスキングされていない主要口座番号(PAN)を加盟店に明らかにすることがないようにリバース・エンジニアリングがかけられないものであること。

STEPの資格を有する加盟店についてはPCI調査報告の要件が緩和されています。詳しくは下記のアクション3:「アメリカン・エキスプレスに送付すべき調査報告書を完成させる」に説明されています。

サービスプロバイダーの要件

サービスプロバイダー(加盟店を除く)は、2つのレベル分類があります。以下のリストからサービスプロバイダーレベルを特定し、サービスプロバイダーの表で該当レベルの調査報告書の要件を確認してください。

レベル1のサービスプロバイダー–アメリカン・エキスプレスのカードの年間取引件数が250万件以上、またはその他当社がレベル1とみなすサービスプロバイダー。

レベル2のサービスプロバイダー–アメリカン・エキスプレスのカードの年間取引件数が250万件未満、または当社がレベル1でないとみなすサービスプロバイダー。

サービスプロバイダーはSTEPの対象ではありません。

サービスプロバイダー表

レベル

調査報告書

必須性

1

年次コンプライアンスレポート準拠証明書(ROC AOC)

必須

2

年次SAQ D(サービスプロバイダー)及び四半期ネットワークスキャンまたは望ましい場合、年次コンプライアンスレポート準拠証明書(ROC AOC)

必須

サービスプロバイダーも、PCI認定機関補助検証に準拠することが推奨されます。

アクション3:アメリカン・エキスプレスに送付すべき調査報告書を完成させる

前述の加盟店の表とサービスプロバイダーの表に記載のある通り、以下の報告書が各レベルの加盟店とサービスプロバイダーに対して要求されます。

貴店は該当する評価タイプに応じた準拠証明書(AOC)を提供しなければなりません。AOCは貴店の準拠状況についての宣誓であるため、貴店の組織内の適切なレベルの幹部により署名され日付が付されているものでなければなりません。

AOCに加えて、アメリカン・エキスプレスは全体の評価の写しを、また裁量により、PCI DSS要件の遵守を証明する追加の裏付けの書類の提供を求める場合があります。この調査報告者は貴店の費用において作成するものとします。

コンプライアンスレポート準拠証明書(ROC AOC)-(年次要件)–コンプライアンスレポートはカード会員データまたは機密認証データ(またはその両方)が保存、処理、または伝送される加盟店のすべての設備、システム、及びネットワーク(及びそのコンポーネント)の詳細なオンサイト監査の結果を示す文書です。二つのバージョンがあります。一つは加盟店用でもう一つはサービスプロバイダー用です。コンプライアンスレポートは、

AOCはQSAまたは内部セキュリティ評価者(ISA)及び貴店の組織内の権限のあるレベルの幹部により署名され日付が付され少なくとも1年に1回はアメリカン・エキスプレスに提供されなければなりません。

自己問診準拠証明書(SAQ AOC)-(年次要件)–自己問診は、カード会員データもしくは機密認証データ(またはその両方)が保存、処理、または伝送される貴店のすべての設備、システム、及びネットワーク(及びそのコンポーネント)を自己検証できるようにします。SAQには複数のバージョンがあります。貴店はカード保有者データ環境に基づいて1つ以上を選択します。

SAQは質問に対し正確かつ完全に答えることができる社内の資格のある従業員が作成するか、サポートのためにQSAを関与させることができます。AOCは貴店の組織内の権限のあるレベルの幹部により署名され日付が付され、少なくとも1年に1回はアメリカン・エキスプレスに提供されなければなりません。

認定スキャンニングベンダ外部ネットワーク脆弱性スキャンサマリー(ASVスキャン)-(90日要件)–外部脆弱性スキャンは貴店のカード保有者データ環境のインターネット接続コンポーネント(例、ウェブサイト、アプリケーション、ウェブサーバー、メールサーバー、公開ドメインまたはホスト)の潜在的な弱点、脆弱性及び不適当な設定を特定する遠隔テストです。

ASVスキャンは、認定スキャニングベンダ(ASV)により実施されなければなりません。

SAQで求められた場合、スキャン対象の数、結果がPCI DSSスキャニング手順を満たすことの証明及びASVにより作成された準拠状況を含むスキャン準拠証明書のASVスキャンレポート(AOSC)またはエグゼクティブサマリーを少なくとも90日に1回アメリカン・エキスプレスに提出しなければなりません。

ROC AOCまたはSTEPでは特に求められていない限りAOSCまたはASVスキャンのエグゼクティブサマリーを提供する必要はありません。疑義を避けるために付言すると、該当するSAQで求められる場合、スキャンは必須です。

疑義を避けるために付言すると、該当するSAQで求められる場合、ASVは必須です。

STEP認証調査報告(STEP)-(年次要件)– STEPは上記アクション2:「貴店の加盟店レベルと検証要件について理解する」「加盟店レベルと検証要件について理解する」の基準を満たす加盟店だけが利用することができます。会社に資格がある場合、貴店はSTEP認証書を作成し、毎年アメリカン・エキスプレスに提出しなければなりません。年次STEP認証フォームは、ポータルからダウンロードできます。

PCI DSS非準拠-(年次、90日またはアドホック要件)–貴店がPCI DSSに準拠していない場合、以下の文書の1つを提出しなければなりません。

上記の各文書は、コンプライアンスの達成のために、ドキュメント完成日から12カ月以内に改善日を指定しなければなりません。貴店は、非準拠状態に対する改善(レベル1、レベル2、レベル3、及びレベル4の加盟店、すべてのサービスプロバイダー)に基づき、アメリカン・エキスプレスに改善に向けた進捗の定期的な更新情報を提供するものとします。PCI DSSの準拠のために必要な改善措置は貴店の費用においてなされるものとします。

当社は、改善日以前の非準拠に対して、貴店に後述する未検査費を課さないものとしますが、貴店は、データ事故によるすべての損害賠償の義務に関して当社に責任を負っており、また本方針のその他すべての条項の対象となります。

疑義を避けるために付言すると、PCI DSSに準拠していない加盟店は、セキュリティテクノロジー強化プログラム(STEP)の対象ではありません。

アクション4:調査報告書を当社に提出する

プログラムに参加することが求められているすべての加盟店及びサービスプロバイダーはアクション2:「貴店の加盟店レベルと検証要件について理解する」で「必須」と記されている調査報告書を該当する期限までにアメリカン・エキスプレスに提出しなければなりません。

貴店は、アメリカン・エキスプレスが選んだプログラム管理者が提供するポータルを使用して調査報告書をアメリカン・エキスプレスに提出しなければなりません。調査報告書を提出することにより、貴店はアメリカン・エキスプレスに対し、以下の事項を表明し、可能な限り最善の範囲で保証するものとします

未検査費及び契約の終了

アメリカン・エキスプレスは、これらの要件を満たさない場合、あるいは必要な調査報告書をアメリカン・エキスプレスに期日までに提出しない場合、未検査費を課す権利及び契約を終了する権利を有しています。アメリカン・エキスプレスは別途、各年次、四半期毎の報告期日をお知らせします。

未検査費の表

説明*

レベル1の加盟店またはレベル1のサービスプロバイダー

レベル2の加盟店またはレベル2のサービスプロバイダー

レベル3または
レベル4の加盟店

調査報告書が最初の期日までに未受領の場合、未検査費が課せられます。

$25,000米ドル

$5,000米ドル

$50米ドル

調査報告書が2回目の期限までに未受領の場合、追加の未検査費が課せられます。

$35,000米ドル

$10,000米ドル

$100米ドル

調査報告書が3回目の期限までに未受領の場合、追加の未検査費が課せられます。

注:調査報告書が提出されるまで未検査費が継続的に課せられます。

$45,000米ドル

$15,000米ドル

$250米ドル

* 未検査費は現地通貨相当額で課せられます。

* アルゼンチンには適用されません。

貴店のPCI DSS調査報告書についての義務が果たされない場合、アメリカン・エキスプレスは未検査費を累積して課し、支払いを保留し、または契約を解除する権利を有します。

6項       秘密保持

アメリカン・エキスプレスは、貴店の準拠レポートを保管するために適切な措置を講じ(ポータルのプロバイダーを含む代理店や下請け業者に講じさせ)ます。これには、データ受領日から3年間、調査報告書の秘密を保持することや調査報告書を第三者(当社の関連会社や代理店、代表者、サービス提供者、下請け業者を除く)に開示しないことを含みます。ただし、この秘密保持に関する義務は以下の調査報告書には適用されません。

a.開示する以前にアメリカン・エキスプレスに既知のもの

b.アメリカン・エキスプレスによる本項の不履行ではなく、公開されているものあるいは公開されたもの

c.秘密保持義務なしに合法的に第三者からアメリカン・エキスプレスが入手したもの

d.アメリカン・エキスプレスが個別に作成したもの

e.裁判所、行政機関または政府当局の命令、法律、法規または規則、召喚、開示要求、喚問、他の行政手続または訴訟手続、政府機関または当局(取締官、検査官、審査官、司法当局など)の公式または非公式の調査または捜査により開示を要求されたもの

7項       免責事項

アメリカン・エキスプレスは、商品性あるいは特定の目的への適合性に関するいかなる保証も含め、このデータセキュリティ運営方針(DSOP)、PCI DSS、EMVの仕様及び設定、QSA、ASV、PFI(あるいはこれらのうちいずれか)の任務遂行に関して、明示黙示、法的を問わずいかなる表明も保証もするものではなく、責任を負うものではありません。アメリカン・エキスプレスのカード発行者は、本方針下では第三者受益者ではありません。

ウェブサイトのご案内

アメリカン・エキスプレス データセキュリティ: www.americanexpress.com/datasecurity

PCI Security Standards Council, LLC: www.pcisecuritystandards.org

用語集

データセキュリティ運営方針(DSOP)に限って、以下の定義を適用し、加盟店規程の用語と矛盾する場合に優先されます。

アメリカン・エキスプレス・カードまたはカードとは、アメリカン・エキスプレスあるいは関連会社の名前、ロゴ、商標、サービスマーク、商品名、その他の独占所有権のあるデザインが付記され、カード発行者により発行されたカード、アカウントアクセス機器、支払機器またはサービス、あるいはカード番号のことです。

準拠証明書(AOC)とは、Payment Card Industry Security Standards Council(有限責任会社)により提供されたフォームで、貴店のPCI DSSへの準拠状況の申告書をいいます。

認定済みポイントツーポイント暗号化 (P2PE) ソリューションは、PCI SSCの認定済みソリューションのリストに含まれている、またはPCI SSC認定審査機関P2PE企業によって認定されています。

認定スキャニングベンダ (ASV) とは、Payment Card Industry Security Standards Council, LLCに認定された、インターネット環境の脆弱性スキャンを実行することでPCI DSSの要件への準拠を検証された事業体をいいます。

スキャン準拠証明書 (AOSC) とは、Payment Card Industry Security Standards Council, LLCにより提供されたフォームで、ネットワークスキャンに基づく貴店のPCI DSSへの準拠状況の申告書をいいます。

購入者支払い(BIP)取引とはBIPを通して処理された支払い指示ファイルを介して利用できる支払い取引をいいます。

カード会員データ は、PCI DSSの当時の最新版用語集に掲載されている意味です。

カード会員データ環境(CDE)はカード会員データまたは機密認証データを保存、処理または送信する人、プロセス及び技術を意味します。

カード会員とは、以下の個人または事業体をいいます。(i) カード発行者とカード番号発行に関する約定を結んだ者、あるいは、(ii) カードに名前が表示されている者。

カード会員情報とは、アメリカン・エキスプレスのカード会員及びカード取引に関する情報をいい、氏名、住所、カード番号、及びカード識別番号(CID)を含みます。

カード番号とは、カードを発行するときに発行者が割り当てる固有の識別番号です。

立替払金とは、カードでなされる支払いまたは購入をいいます。

チップとは、カードに内蔵された集積化マイクロチップをいい、カード会員及び口座情報を含みます。

チップカードとは、チップが内蔵されたカードをいい、カード会員の認証のためのPIN及び(または)チップ内のカード番号情報が要求される場合があります(当社の資料の中で「スマートカード」、「EMVカード」、「ICC」、「集積回路カード」ということもあります)。

チップ対応機器とは、有効で最新のEMVCo (www.emvco.com) の承認/認定を取得しAEIPS準拠チップカード取引の処理が可能なPOS機器をいいます。

漏洩したカード番号とは、データ事故に関連するアメリカン・エキスプレスのカード番号をいいます。

貴店関係者とは、貴店の従業員、代理店、代表者、下請契約者、プロセッサー、サービスプロパイダー、ポイントオブセールス設備(POS)またはシステムの業者、決済処理ソリューション事業者、貴店のアメリカン・エキスプレス加盟店アカウントの関連事業体、及び契約に基づいて貴店がカード会員データを提供している業務提携先企業などのいずれかあるいは全部を指します。

取消とは、カードで行われた購入または支払について、貴店がカード会員に払い戻す立替払金の金額のことをいいます。

データ事故とは、アメリカン・エキスプレス暗号化キーの不正使用または不正使用の疑いに関する事故、あるいは、以下のアメリカン・エキスプレス・カード番号のいずれかのことです。

データ事故イベントウィンドウとは、不正使用の発生日が判明している場合はその日から、不正使用の実際の発生日が不明の場合は通知日の365日前から始まる期間のことです。データ事故イベントウィンドウは、通知日の30日後に終了します。

EMV仕様とは、EMVCo, LLCより発行された仕様をいいます。これは次のURLで閲覧できます。www.emvco.com

EMV取引とは、有効で最新のEMV型式認定を取得したICカードの処理が可能なPOS端末で行った、集積回路カード (「ICカード」、「チップカード」、「スマートカード」、「EMVカード」、「ICC」ということもあります) による取引をいいます。EMV型式認可は次のURLで閲覧できます。www.emvco.com

暗号化キー(「アメリカン・エキスプレス暗号化キー」)とは、カードデータの処理、生成、読み込みまたは保護におけるすべてのキーをいいます。これには以下を含みますが、限定するものではありません。

フォレンジック事故最終レポートテンプレートとは、PCI Security Standards Councilから入手できるテンプレートをいいます。これは次のURLで閲覧できます。 www.pcisecuritystandards.org

フランチャイズ加盟店とは、独立して所有及び運営される第三者(フランチャイズ加盟店、ライセンシー、チャプターを含む)です。フランチャイザーによってフランチャイズの運営についてライセンスを付与されている関連会社、あるいはフランチャイザーの商標を使った対外的なアイデンティフィケーションを一貫して目立つ形で使用すること、あるいはフランチャイザーのグループ企業のメンバーであることを公にして運営することについてフランチャイザーと書面の契約を交わしている関連会社はこれに該当しません。

フランチャイザーとは、事業者の商標の下で物品及び/またはサービスを提供するため、またはその商標を使用して業務を行うため、個人または事業体(フランチャイズ加盟店)にライセンスを付与し、その業務の運用に際してフランチャイズ加盟店にサポートを提供し、またはフランチャイズ加盟店の運営方法に影響を及ぼし、フランチャイズ加盟店による手数料の支払いを求める事業者をいいます。

発行者とは、アメリカン・エキスプレスまたはアメリカン・エキスプレス関連会社によりカードの発行及びカード発行事業を行うことのライセンスを受けた事業体(アメリカン・エキスプレスとその関連会社を含む)をいいます。

レベル1の加盟店とは、アメリカン・エキスプレスのカードの年間取引高が250万件以上、またはその他アメリカン・エキスプレスがレベル1と見なす加盟店のことです。

レベル2の加盟店とは、アメリカン・エキスプレスのカードの年間取引高が5万件以上250万件未満の加盟店のことです。

レベル3の加盟店とは、アメリカン・エキスプレスのカードの年間取引高が1万件以上5万件未満の加盟店のことです。

レベル4の加盟店とは、アメリカン・エキスプレスのカードの年間取引高が1万件未満の加盟店のことです。

レベル1のサービスプロバイダーとは、アメリカン・エキスプレスのカードの年間取引高が250万件以上、またはその他当社がレベル1とみなすサービスプロバイダーのことです。

レベル2のサービスプロバイダーとは、アメリカン・エキスプレスのカードの年間取引高が250万件未満、または当社がレベル1でないとみなすサービスプロバイダーのことです。

加盟店とは、アメリカン・エキスプレスまたはその関連会社との契約の下で、アメリカン・エキスプレス・カードを受け入れる加盟店及びそのすべての関連会社のことです。

加盟店レベル5項「      システムの重要な定期検証」で述べられているとおり、加盟店のPCI DSS準拠の検証に関する義務について当社が加盟店に割り当てる指定番号です。

通知日とは、カード発行者がデータ事故の最終通知をアメリカン・エキスプレスから提供された日のことです。通知日は、アメリカン・エキスプレスが最終フォレンジックレポートまたは内部解析を受け取った後、アメリカン・エキスプレスの独自の裁量に基づき決定されるものとします。

ペイメントアプリケーションの意味はPCI ペイメントアプリケーションデータセキュリティ基準の最新版用語集に掲載されています。これは次のURLで閲覧できます。www.pcisecuritystandards.org

Payment Card Industry Data Security Standard(PCI DSS)とは、ペイメントカード業界データセキュリティ基準をいい、www.pcisecuritystandards.orgで確認することができます。

Payment Card Industry Security Standards Council(PCI SSC)要件とは、PCI DSS及びPA DSSを含む支払いカードデータの確保及び保護に関連した基準及び要件をいい、www.pcisecuritystandards.orgで確認することができます。

PCI認定済みとは、PIN入力装置またはペイメントアプリケーション(あるいは両方)が設置時点で、PCI SSCが管理する承認された会社及びプロバイダのリストに掲載されていることをいいます。これは以下のURLで閲覧できます。www.pcisecuritystandards.org

PCI DSSとは、ペイメントカード業界データセキュリティ基準をいいます。これは以下のURLで閲覧できます。www.pcisecuritystandards.org

PCIフォレンジック調査機関 (PFI) とは、PCI SSCに認定された、ペイメントカードデータの流出や漏洩についてフォレンジック調査を行う機関をいいます。

PCI PINセキュリティ要件とは、ペイメントカード業界PINセキュリティ要件をいいます。これは次のURLで閲覧できます。 www.pcisecuritystandards.org

PIN入力装置とは、PCI PINトランザクションセキュリティ(PTS)、加盟店端末装置(POI)、モジュラーセキュリティ要件の最新版用語集に掲載されています。これは以下のURLで閲覧可能です。www.pcisecuritystandards.org

POSシステムとは、情報処理システムまたは設備をいい、承認取得や取引データ収集などのために加盟店で使用されている端末、パソコン、レジ、非接触リーダー、支払エンジンまたは処理を含みます。

認定済みポイントツーポイント暗号化 (P2PE) とは、加盟店がペイメントカードを受け付ける場所から、暗号解読のセキュアな場所までカードデータを暗号により保護するソリューションをいいます。

ポータルとは、アメリカン・エキスプレスに選ばれたアメリカン・エキスプレスPCIプログラム管理者により提供される報告システムです。 加盟店とサービスプロバイダーはアメリカン・エキスプレスにPCI検証文書を提出するときポータルを使用する必要があります。

主要口座番号(PAN)は、PCI DSSの当時の最新版用語集に掲載されている意味です。

プロセッサとは、アメリカン・エキスプレスネットワークへの承認や決済処理を容易にする加盟店のサービスプロバイダーをいいます。

プログラムとは、アメリカン・エキスプレスPCIコンプライアンスプログラムです。

認定審査機関 (QSA)とは、PCI SSCに認定された、PCI DSSの準拠を検証する機関をいいます。

リスク緩和テクノロジーとは、アメリカン・エキスプレスによって決定される、アメリカン・エキスプレス・カード会員データ及び機密認証データのセキュリティを向上させるテクノロジーソリューションをいいます。リスク緩和テクノロジーとして適格となるためには、その設計及び使用目的にしたがって、当該テクノロジーを有効に活用していることを実証する必要があります。例として、 EMV、ポイントツーポイント暗号化、トークン化が挙げられますが、これに限定されません。

セキュリティテクノロジー強化プログラム(STEP) とは、データセキュリティを改善するテクノロジーの配備を加盟店が奨励される、アメリカン・エキスプレスのプログラムのことです。

自己問診 (SAQ) とは、PCI SSCが、PCI DSS準拠の評価と証明を目的に作成した自己評価ツールをいいます。

機密認証データ は、PCI DSSの当時の最新版用語集に掲載されている意味です。

サービスプロバイダーとは、認可されたプロセッサー、第三者プロセッサー、ゲートウエイプロバイダー、POSシステムのインテグレーター、及び加盟店に対してPOSシステムあるいは他の決済処理ソリューションまたはサービスを提供するプロバイダーのことです。

対象分析プログラムはカード会員データ環境(CDE)でカード会員データの漏洩の可能性を早期に特定するプログラムです。1項「      対象分析プログラム(TAP)」を参照してください。

トークンとは、指定されたインデックスに基づいて、PANを予測不可能な値に置き換える暗号トークンです。

取引とは、カードで行われた立替払金や取消をいいます。

調査報告書とは、年次のオンサイトセキュリティ評価またはSAQに基づくAOC、四半期毎のネットワークスキャン、あるいは年次のセキュリティテクノロジー強化プログラム証明に関するAOSC及び所見のエグゼクティブサマリーをいいます。